仮想通貨の必要経費って?

仮想通貨の第2弾として、仮想通貨の必要経費って?ということで、何が費用となるのかについて書いていきたいと思います。

 

まずは必要経費の前に、前提から。

仮想通貨は、雑所得に該当するため、「総収入金額ー必要経費」に所得を計算します。今回はこの、仮想通貨から得られた収入から、マイナスできる必要経費についてです。

 

必要経費に該当するものとして国税庁から発表されているのは、

・仮想通貨の譲渡原価

・売却の際に支払った手数料

とあります。

そしてこの他に、インターネットやスマートフォン等の回線利用料、パソコン等の購入費用などについても、仮想通貨の売却のために必要な支出であると認められる部分の金額に限り、必要経費に算入することができます。 

 

難しいのは、インターネット代やパソコン代の全てを必要経費に算入できるのか、と、どこまでが仮想通貨売却のために必要な支出であるのか、です。

インターネット代等については、全額必要経費は難しいでしょうね。仮想通貨専用につかっているならともかく、普通はネットサーフィンや仕事など、仮想通貨以外にも使用しているはずですから、按分する必要があるでしょうね。

 

もう一つの、仮想通貨売却のために必要な支出ですが、勉強のためのセミナーや書籍代・情報料などは含まれるのでしょうか。個人的には、当たり前に含まれると思いますし、必要経費として申告します。

しかし、現状では厳しい内容です。ある程度、継続的に支出してることや収入との対応関係が必要であり、個々の状況を前提とした上で必要経費の該当性を判断していくことになるでしょうね。